日本に住んでいる時から思っていたんですが
セキュリティの厳しいビルとか、学校とかでもいいんですけど、
日本て、「作業着」着てれば簡単に「入場」できてしまうところ多いですよね?
もちろん昔よりは厳しくなっているとは思いますが、
海外と比較しても、日本人は「作業着に騙されやすい国民」と言えると思います。
で、
なぜかと考えたんですが、
これはあくまで僕の考えですが、
「ユニホーム文化」といいいますか、
「この仕事」の人は「この格好」みたいなのが
他国よりも確立されているから。
だと思うんですね。
まあ、他にも色々とあると思うんですが
その理由はさておき、
そんな日本人がボリビアでよく被害に遭うと聞くのが
「偽警察詐欺」。
外務省のホームページなんかでも紹介されていますが
犯行の手口はこんな感じ、
1、仕掛け人の外国人旅行者が近づいてくる
2、偽警察官が近づいてきて仕掛け人の所持品検査を始める
3、その流れで被害者にも所持品を出すように言われ、盗まれる。
仕掛け人の旅行者は一緒にタクシーに乗ってきたり、
タクシーの運転手がグルになっていることもあるみたいです。
対策としては、「法的に警察官は路上で所持品検査をすることはできない」ので、
「近くの警察署でなら全て見せる。」と訴えること。
で、こうやって冷静になっている時はいいんですが、
いざ警察官の格好の人に言われると
「強い先入観」が「冷静な判断力」を奪ってしまうんです。
僕の友達に「気持ちいいくらい天然の方」がいらっしゃいまして、
ナッちゃん(NATURAL=天然)て呼ばれてるんですが、
でも、すごい優しい子なんですが、
まさに、先ほどの手法で
(仕掛け人の)ペルー人と、(偽)警察官から
所持品検査を名目に車に連れ込まれたんですが、
幸運にも、すぐそばに警察署が見えていたので、
「警察署でなら所持品をだす」って言ったところ、
「すぐ済むからここでだしなさい」と警察官。
さすがに彼女も怪しいと思って
走って脱出し、事無きを得たのですが、
その彼女、
「私は大丈夫だったけど一緒に乗ったペルー人は全部取られたと思う!」
って仕掛け人のペルー人の心配してましたからね。
ナッちゃんはすごい優しい子なんですが。