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ボリビアのコーヒー「最高の生活とは?」

「アメリカで給料をもらい、イギリスの邸宅に住み、中国人のコックを雇い、日本人を妻にすること」

「じゃあ最低の生活とは?」

「中国で給料をもらい、日本の住宅に住み、イギリス人のコックを雇い・・・・・・」

というくだりのジョークがある。(人種差別的なしょうもない冗談である)

では、

「最高のコーヒーとは?」


今回はボリビアのコーヒーにまつわるエピソードを1つご紹介したいと思う。


 

ボリビア在住のイギリス人ベルタは無類のコーヒー好きだ。

もちろんコーヒーの味にはかなりうるさい。

彼女のボリビアコーヒーに対する評価はこうだ、

「ボリビアのコーヒーはおいしくないものが多いのよね。ボリビアにはコーヒーの文化が根付いていないから、栽培ノウハウも、美味しい淹れ方も知らないのよ。」

とのこと。

全く同感である。ボリビアで飲んだコーヒーで「美味い」と思ったことは、正直一度もない。

しかしベルタはこうも言っていた。

「でも、今まで飲んだ中で一番おいしいコーヒーはアメリカで飲んだボリビア産のコーヒーだわ。でもその豆、アメリカでしか手に入らないみたいなの。」

ボリビアで出会った最高のコーヒー

そんなボリビアコーヒー談義を交わしたこともほとんど忘れかけていたあくる日、

その話を思い出さずにはいられない出来事があった。

あえて地名はふせておくが、ボリビアの、とある高地を訪れた時、

ホテルの近くにあった蜂蜜屋で、プロポリス飴やら、プロポリス石鹸やらを買っていたのだが、

その向かいに植物の苗を売っている店が隣接しており、のぞいてみようじゃないか、ということに。

すると、そこにコーヒーの苗が置いてあったので

「ひょっとしてコーヒー豆を売ってないか?」

と聞くと

「今は売れないけれど、明日まで待てるなら準備できるわよ」

「じゃあ、試飲だけでもできないか」と聞くと

「カップに2杯分くらいの引いた豆ならあるけど」

ということで、お願いすると・・・・

最初はオレンジのような香りが口いっぱいに広がって、でも、喉を過ぎるとチョコレートのような香りが舌の上に残る・・・・うまく表現できないのだが、言葉に表せばそんな驚きのコーヒーだった。

ピッキングやローストの仕方に改善の余地があるものの、インパクト十分の、文句なくボリビアで飲んだ一番美味しいコーヒーだった。

そしてそのセニョーラと仲良くなって会話をしているうちにセニョーラがこんなことを言い始めた。

「今から数年前に、アメリカ人のセニョーラが来て、ここの村で収穫されるコーヒーの独特のおいしさに驚いて、村中のコーヒー農家と契約して毎年全部買い上げていくようになったのよ。だからここのコーヒーはボリビアには卸されていないのよ。毎年何トンものコーヒーがこの村からアメリカに輸出されているのよ。」

そしてセニョーラは続けた

「そのころ私たちの家のコーヒーの木はまだ小さくて、契約してもらえなかったの。だからこうしてあなた方に売れるのよ。」

ここで始めて、以前ベルタが話してくれたことと、このセニョーラの話がリンクした。

帰り際にセニョーラが笑顔で、

「家と契約できない?」

とのこと。

どなたか「契約したい」という方、是非ご一報あれ。

さて冒頭の民族性ジョークだが

「世界一のコーヒーとは」

という問いの答えは

「ボリビアでとれたコーヒーを・・・」から始めるのが正解かもしれない。

ただ、今現在、

「それ以前の工程」「それ以後の工程」もボリビア国外がベストであることは断言できる。

ボリビアのコーヒーに関する国際的な評価に関してははカップ・オブ・エクセレンス高評価のボリビア。惜しまれる撤退という記事も。

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アマノ
アマノ
「会社を辞める」か「ボリビア勤務」かの究極の選択で後者を選んだ社畜です。「社畜=アマノ」としてくださっても結構。愚痴が多くなりますが、ボリビアの全てを余すところなく吐き出します。目をそらしなさんな。